柱時計と石像と


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柱時計の間の正面に置かれた奇妙な石像。

「黙示録」と「黙示録外伝」ではその形状が大きく違っていることに気づいただろうか?

「黙示録」では、左右の手を肩の高さくらいまで上げて、何かを支えるような仕草をしている人型の像。
いかにも何か怪しげな崇拝に使われていそうな感じがする。

一方「黙示録外伝」では、頭がなく、右腕で天井を指し示している像。
見た感じでは男性の像で、左肩から布のようなものを掛けているようだが、左半分と下の方はどうなっているのかよく分からない。
右腕の先が針のように尖っているのも不思議だ。
こちらは崇拝というよりは、芸術作品風である。
何か有名な彫像でも模したものなのだろうか?


「黙示録」と「黙示録外伝」で変化している部分はいくつかあるが、このようなあまり意味があるとは思えない部分の変更には、何らかの意図があってのものなのだろうか。

そして、その前に契約書が置かれているというのも、何かを暗示しているように思えて興味深い。


柱時計の間の天井には、このような意味深な文字盤も設置されている。
よく見ると一番上がXII(12)、そして左周りにI、II、III、IIII(IV)…とつづく。

長針は12、短針は2を指している。
つまり、この時刻は午前か午後の二時。
この時間になると何かが起こりそうなものだが、実際には何かが起こったことはなく、そういった報告も入っていない。
何かが隠されている可能性はかなり高そうな感じがするのだが…。

反転している文字盤も何かのヒントなのだろうか。


ある意味では、柱時計の間は一番謎の多いステージであると言える。