コナミワイワイワールド コナミワイワイワールド コナミの当時の看板キャラクターたちが総登場するアクションゲーム。 一応の主人公「コナミマン」と「コナミレディ」を筆頭に、「ゴエモン」(がんばれゴエモン)、「マイキー」(グーニーズ)、「フウマ」(月風魔伝)、「コング」(キングコング)、「モアイ」(グラディウス)、そして我らがヒーロー「シモン=ベルモンド」が参戦。 今(2000年以降)のコナミからは考えられない面子である。 ゲームは「悪魔城ドラキュラ」同様、真横から見たタイプのアクションゲーム。 コナミマンとコナミレディ以外の仲間は捕われの身となっており、救出することによって使えるようになっていく(ちょっと格好悪いぞシモン) 仲間には得意とする分野があり、それぞれの特性を前提としたステージ構成はさすが(当時の)コナミ。 我らがシモンの特技はもちろん鞭。 仲間内でもっとも射程距離に優れ、マイキーステージでは必須の戦力。 …が、攻撃の隙が大きく連続してダメージを与えることができないので、それ以外の場面では使いにくい(悲しいぞシモン) 他の仲間がどのステージでもまんべんなく使えるのに対し、シモンは他に余裕のある仲間がいなくなったときの交代要員くらいにしかなれない(寂しいぞシモン) 一応サブウェポンのクロスを手に入れれば活躍の機会は増えるが、それでも他の仲間に押されがち。 もしクロスではなく斧だったら、ピンポイントで活躍できる場面はそこそこ多かったのだが…。 シモンにチェンジするとBGMが「Vampire Killer」に、また悪魔城ステージのボス(ドラキュラではない)戦では「Black Night」(初代の最終ボスBGM)が流れる。 ちなみにドラキュラは単なる中ボス扱い。しかも別に倒さなくてもいい。 戦闘力もジャンプ力も普通レベルのシモン。 愛のある方は彼だけでクリアしてみよう(無理) P.S. 「バビデ ヤンユジュ ホイミ レロレロ」って一体何ですか? ▲ TOPに戻る ワイワイワールド2 SOS!! パセリ城 ワイワイワールド2 SOS!! パセリじょう 「ワイワイワールド」の二作目。 主人公は変身ロボットの「リックル」。 今回は仲間を助け出すのではなく、「チェンジアイテム」によって一定時間だけ変身することができる(つまり本人が参戦しているわけではない) キャラクターは「ゴエモン」(がんばれゴエモン)、「ウパ」(バイオミラクルぼくってウパ)、「フウマ」(月風魔伝)、「ビル」(魂斗羅)、そして「シモン=ベルモンド」の5人(うち決められた組み合わせの3人に変身可能) やはり今(2000年以降)のコナミにはおよそ似つかわしくない面々だ。 ゲームの基本は横スクロール型のアクションゲームだが、所々にシューティングやパズル、レースゲームなども入っている豪華な(?)内容。 最終ステージは悪魔城ステージになっており、BGMも「Vampire Killer」、「Bloody Tears」、「Black Night」の三曲が用意されている、ファン感涙モノのステージ。 シモンの性能は、良くもなく悪くもなく、といったところ。 今回はあまりキャラクターごとの能力差が見受けられず、体力を減らさない(変身中のダメージは体力の代わりに制限時間が減る)ためのキャラクター(変身)といった印象が強い。 任意に交代できて、それぞれの得意な分野がハッキリしていた前作と比べると、内容的にちょっとレベルダウンしてしまった感じ。 …といってもゲーム自体は面白い。 つい不満が出てしまうのは、前作の完成度が高かったせいであろう。 ▲ TOPに戻る がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝 がんばれゴエモンがいでん2 てんかのざいほう RPGとなって登場したゴエモン作品の二作目。 優勝賞金一億両という 話は完全に一本道で、これといった売りは特にないごく普通のRPG。 あえて言えば「和風RPG」という珍しさはあるが、最初の町からデパートやエレベーターなどが普通に出てくるため、その部分もちょっとあやしい。 ゲーム中盤に差し掛かる少し前にシモンと出会い、しばらくの間行動を共にすることができる。 「ベルモンド」ではなく「ベルモント」だったりする辺りに、まだイメージがあやふやだったころの混乱ぶりがうかがえる。 また、出会ったときにだけBGMに「Vampire Killer」が流れる。 イントロ部分の繰り返しによる短いものだが、こういったさり気ないサービスはやはり嬉しい。 日本に逃げた吸血鬼(=ドラキュラ)を追ってヨーロッパからやって来たと言うことだが、やたら流暢な日本語を話すところが何とも滑稽である。 もっとも、ゲームにそんなリアリティを求めたところで仕方がないので、ここは素直に見逃してあげるべき(笑) 宿敵であるドラキュラを倒すと、シモンは船に乗って再びヨーロッパへ帰っていく。 …と、あらすじだけ書くとシモンもドラキュラも唐突に登場する印象を受けるかもしれないが、シナリオ的には結構考えられているので、興味がある方はここまででもやってみよう。 シモンが使う武器はもちろんムチ。 ちゃんと頭にはバンダナ、体には皮の鎧を身に付けているところがにくい演出である。 サブウェポン(特殊技)は聖水のみ。 一時的なゲストキャラクターなので仕方ないが、短剣、斧、クロス、懐中時計なども使えたらもっと楽しめたかもしれない(イベントアイテムとして「じゅうじか」は出てくる) そこまでこだわって作ったら、どっちがメインだか分からなくなってしまうだろうが…。 ▲ TOPに戻る がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス がんばれゴエモン2 きてれつしょうぐんマッギネス コナミの看板タイトルの一つ「がんばれゴエモン」シリーズの、スーパーファミコン二作目。 ゲームは「悪魔城ドラキュラ」同様、横視点タイプのステージクリア型アクションゲーム。 ただしステージ間はマップ移動方式で、クリアしたステージでも何度でも再挑戦が可能。 プレイヤーキャラクターは、「ゴエモン」「エビス丸」「サスケ」の三人から選ぶことができる。 二人同時プレイも可能だが、同キャラの使用は不可。 「からくりわーるど」という場所に行くと、「べるもんどけの ちをひく ばんぱいあ はんたー」に会うことができる。 風貌からするとやはりシモンだろうか。 また、からくりわーるど中央の城に入ると「ばーちゃ じごく」というオマケステージを遊ぶことができ、ステージの最後まで行くとドラキュラのようなボスが登場する。 曲は「Prologue」(初代 / 城内潜入BGM)だけ流れる。 この作品ではシモンの他にも多くの作品のキャラクターがちょい役で登場する。 元作品を知っていればニヤリとすること請け合いだが、知らない場合は何が何だかサッパリであろう。 そういえば、コナミは昔から他作品のキャラクターをゲスト出演させたり、CMを入れたりすることが多かった気がする。 ※「からくりわーるど」への行き方。 「こなみまち」の一番大きな建物の左の方にある樽を壊すと、隠し階段が見つかる。 ▲ TOPに戻る SNATCHER スナッチャー 古き良き時代のコナミを代表する名作アドベンチャーゲーム。 西暦2042年、謎のバイオロイド「スナッチャー」と戦う一人の男を主人公とした物語。 秀逸なストーリーとロジックは、未だに色あせることなく語り継がれている(たぶん) ゲーム序盤に訪れることになるコスプレバー「アウター・ヘブン」。 プレイステーション、セガサターン版では客(とマスター)が一新されており、その中に「シモン」と「ドラキュラ」の姿(コスプレ客)を見つけることができる。 シモンとドラキュラが仲良くお酒を飲んでいる様は、見ていて何とも微笑ましい。 …しかも、よく見ると腕組んだりしていますか? 当時はコナミファンへの粋な計らいかと好意的にとらえたが、実際は著作権絡みが理由だったのだろう。 結論から言えば単なるエキストラなので、登場するシーンはここだけしかなく、セリフの内容もわずかしかない(それ以前に本人ですらないわけで) しかしながら、これが2042年のストーリーであるという点は非常に興味深い。 すなわち、「やはりシモンのイメージはこれしかない!」ということだ。 ぽっと出の雰囲気が読めない赤髪色白ビジュアル系もどきはいつしか人々の記憶から消え、再びあの筋肉ムッキムキのむさいシモンが帰ってくることを示唆しているのだ。きっとそうだ。 話と口調は変わって、「SNATCHER」本編についてもちょっとだけ触れておきたいと思います。 プレイステーション、セガサターン版はPCエンジン版のリメイク作品ですが、総合的な完成度はPCエンジン版の方が断然良いです。 特にプレイステーション版は音楽のアレンジが悪くて、聴いていて苦痛でした…。 あと、グラフィックも変にテカテカしていたり、統一感がなかったりとイマイチな出来。 オープニングのポリゴン逃走劇やランダムのおっさんヅラを見た瞬間、思考が停止しました(苦笑) 純粋にストーリーを楽しみたいなら、PCエンジン版の方がオススメです。 60ページにもおよぶ設定資料集もついていて、より深くスナッチャーの世界に入り込めます。 ただし、読み込みが長くてテンポが悪いのがネックですが…(特にACT3) ▲ TOPに戻る 極上パロディウス 過去の栄光を求めて ごくじょうパロディウス かこのえいこうをもとめて ↓ 参考比較 (プレイステーション版より) コナミが自社のシューティング「グラディウス」を自らパロディ化したもの。 思わず笑ってしまう敵やステージと、グラディウス譲りの高い難易度が売り(?) 「極上パロディウス」はそのアーケード二作目(シリーズ三作目)となる作品で、ネタのぶっ飛び加減はもとより、プレイヤーキャラクターの大幅増加(前作の四倍!)や二人同時プレイ可能など、前作と比べてあらゆる面でパワーアップしており、シリーズの代表作と言えるまさに「極上」の内容。 後にスーパーファミコンやプレイステーション、セガサターン、プレイステーションポータブルに移植された。 スーパーファミコン版では新たにプレイヤー1側に「ゴエモン」「ウパ」「ドラキュラくん」、プレイヤー2側に「エビス丸」「ルパ」「キッドドラキュラ」の合計6名が追加されている。ただし二人同時プレイは不可。 悪魔城ステージはないが、空中戦では「お城でゴーゴー」も流れる(もちろんドラキュラくん、キッドドラキュラを選んだ場合) スーパーファミコン用にアレンジされた同曲は、元々が同じパロディ作品ということもあってか「極上パロディウス」の世界に違和感なく溶け込み、ゴエモンやウパの曲ともどもとても出来が良い。 この曲のためだけにでも買う価値あり! …と力説したいところなのだが…。 しかし、純粋にシューティングとして見た場合、スーパーファミコン版を褒めるのは難しい。 スペック(能力)的に仕方ないのだが、処理落ちがひどいことと、見た目の迫力がないことが原因。 見た目についてはプレイステーション版と見比べてもらえば一目瞭然であろう。 ほぼ完全移植に近いものが、より安い価格で手に入り、しかも前作まで入っているという圧倒的な差の前には、三作品いずれかの熱心なファンでもない限りとても勧められる出来ではない。 ただ、個人的にはBGMはプレイステーション版よりもスーパーファミコン版の方が好きだったりする。 どうせならスーパーファミコン版にもサウンドテストモードをつけてもらいたかった。 ▲ TOPに戻る 実況おしゃべりパロディウス forever with me じっきょうおしゃべりパロディウス forever with me パロディウスシリーズ四作目。 今回の売りは「実況」で、あの八奈見乗児氏が プレイヤー2側は 実況の内容からしても完全に狙っているのは言うまでもない。 しかし、単なるネタ要素かと思いきや、不意打ち攻撃の直前に「危なーい!」と叫んだり 元はスーパーファミコンで出された作品で、後にプレイステーションとセガサターン、プレイステーションポータブルに移植された。 移植内容はとても良く、グラフィックはほとんどが描き直され、BGMと音声はスーパーファミコン版よりもクリアに。中にはモチーフからガラリと変わったステージも。 二人同時プレイも可能(プレイステーションポータブルは除く)になり、新たな攻撃方法も追加されている。 さらにスコアアタックモード、タイムアタックモード、ランダムで発生するアクシデントステージ(これのみセガサターン版にはないらしい)が追加されていたりと、「ここまでやるか?」と驚くような徹底したアレンジぶり。 二人同時プレイでも処理落ちのカケラもなく、「極上パロディウス」以上にスーパーファミコン版の価値を失わせた移植と言える。 この作品では、ステージのあらゆる場所に妖精が隠れており、探し出すことで特典が追加されるようになっている。 「コンティニュー無制限」はスタンダードな方だが、「無敵」などという前代未聞の特典もあったりする。 もっとも、無敵なしで全ての妖精を探すとなると相当な苦労を強いられることは確実で、周回が辛くなってきたころにタイミングよく解放されるという配慮はとてもありがたい。 …それにしても、壁の中にいる妖精のなんと多いことよ。 ちなみに無敵を使うと決してゲームオーバーにならないため、いくらハイスコアを更新しても記録はされない。この辺りは抜かりない仕事。 全ての妖精(140匹)を探し出すと、プレイヤーキャラクターに「ドラキュラくん」、「キッドドラキュラ」の二名が追加される。 パワーアップの内容は「極上パロディウス」のときとほぼ同じ。 空中戦のBGMは「ホップ・ステップ・雲の上」(ファミコン版/ステージ2BGM)のアレンジ。 決して悪いわけではないが、妖精を140匹集めた結果がこれか…と思ってしまうのも事実。 「妖精を集め終わる=何周もクリアし、ほぼ燃え尽きた状態でのプレイヤーキャラクター追加」…というご褒美にどれだけ魅力を感じられるかどうか…。 個人的には追加ステージやサウンドテストなどの特典も欲しかった。 この低価格ソフト(4,800円)にそこまで望むのは欲張りすぎかもしれないが、なにぶんアレンジ内容が素晴らしいだけに…。 一つのステージがやや長く、若干冗長に思える部分もあるが、全体的に見れば十分な良作。 特に難易度設定はかなりしっかり差がつけられており、初心者から上級者まで幅広く楽しめる。 ただし、売りであるパロディ要素に関しては自社作品が多く、「極上パロディウス」と違って万人には受けづらい。 ゲームバランスは随一であるだけに、スーパーファミコン世代のコナミファンでないとほとんどのネタが伝わらないのは非常にもったいない。 ▲ TOPに戻る セクシーパロディウス セクシーパロディウス 「パロディウス」シリーズ五作目。 今度のコンセプトは「セクシー」で、それっぽい敵やステージが多く登場する。 タイトルからしてやや下品さは否めないが、もちろん露骨に見えたりするわけではないし、セクシーというよりは「かわいい」系の印象の方が強い。 それぞれのステージには「ノルマ」(目標)が課せられており、それを達成できたか否かで次に進むステージが変わるアイデアが面白い。ちなみにノルマはけっこうシビア。 構成的には「悪魔城ドラキュラX 血の輪廻(ロンド)」に近く、ステージ2以降から表と裏の二種類のステージに分かれる(これも一応セルフパロディ要素ということなのか?) そのうち、ステージ2のノルマを達成できなかったときに進むのが悪魔城ステージ。 …とはいえ、見た感じ「言われてみれば似ているかな?」と思うくらいのステージだし、敵もネズミだらけ(ノルマが「ネズミを100匹退治」のため)なので、言われなければ分からないかもしれない。 BGMも「Vampire Killer」と「Poison Mind」かと思いきや、どちらも出だしの数フレーズだけ。 元がアーケード(ゲームセンター)の作品なので、難易度はクリアさせる気がまるでないくらいに理不尽なレベルで高く、シリーズ特有のパワーアップによるランクアップシステムも尋常でないドギツさ。 一応オプションに難易度設定はあるが、8段階もある割にほとんど違いは分からなかった。 移植版はゲームセンター用ではないのだし、ぱっと見て分かるくらいの差をつけてくれてもよかったのではないかと思う(「極上パロディウスだ! Deluxe Pack」のときもそう思った) 楽しい演出が多いが、シューティングの腕がついていかなくて悔しい思いをしているプレイヤーもまた多いのではないだろうか。 でも、こんな …もっとも、「グラディウスIII」(アーケード版)に比べたらまだ易しい方なのかもしれませんが。 P.S. タコ兄弟の残りはいつ登場するのだろう…? ▲ TOPに戻る |