悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん
あくまじょうすぺしゃる ぼくドラキュラくん

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タイトル 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん
発売日 1990年10月19日(金)   価格 5,800円
ハード ファミコン   メディア ROMカートリッジ(2Mbit)
ジャンル 2Dステージクリア型アクション
主人公 ドラキュラくん
ステージ数 9   セーブ機能 あり(パスワード)
難易度設定 なし   二周目 なし
オプション なし
海外版 なし(※1
移植・配信 PS4他 / 2019年5月16日 / 3,000円(※2

(※1) 当時はなかったが、2019年配信の「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」収録の際に新規で作られた。
(※2) 「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」 シリーズ8タイトルを収録したダウンロード専用ソフト。PS4、Xbox One、Steam、Nintendo Switchにて配信。



 こんな作品です

「悪魔城ドラキュラ」をコミカルにアレンジした異色作。
オリジナルのようなホラーアクションではなく、ポップで明るいイメージが強く前面に押し出されています。
主人公もタイトルから想像がつく通り、ベルモンドのお兄さんではなくドラキュラ(くん)です。
魔王の座を奪った「ガラモス」をやっつけるため、様々な特技を駆使して戦っていきます。

見た目からは子供向けのような印象を受けますが、そこは硬派(当時)なコナミ。決してぬるくない絶妙な難易度になっています。
操作性もよく、思い通りに動かせるのはけっこう快感。
特徴あるステージや敵もあいまって、なかなか面白い作品です。

 ゲームシステム

横スクロール型のアクションゲームという点では「悪魔城ドラキュラ」シリーズと同じですが、主人公がドラキュラだけあって、今までにはなかったアクションが可能になっています。
最初は「ノーマル弾」という攻撃しか持っていませんが、ステージが進むと、敵を追尾する「ホーミング弾」、高威力の「さくれつ弾」などの攻撃から、一定時間空中を飛び回ることができる「コーモリ」、天井と地面が逆さまになる「さかさ」などのアクションも使えるようになります。
それぞれの特徴がハッキリしており、ステージや敵もそれに合わせたうまい配置になっています。

ステージクリア後のサブゲームや3択クイズによるボス戦など、ゲームが単調にならないように工夫されており、本家「悪魔城ドラキュラ」とはまた違った魅力を持っています。

 オススメの曲

ゲームの雰囲気に合わせた明るく楽しい曲がメインです。
「お城でゴーゴ」(ステージ1BGM)、「ホップ・ステップ・雲の上」(ステージ2BGM)などノリのよい曲が多く、聴いているだけで自然とアクションも楽しくなってくるあたりはさすが音に定評のあるコナミ社の作品です。
サントラCDも発売されましたが、現在はとんでもなく入手困難…(DL配信でも構わなければお手頃価格で買えますが)

 最後に

この作品、前評判はあまり高くなかったように記憶しています。
確かにグラフィックを見る限りでは押しが弱いんですよね。一面とか、のっぺりしている印象が強いですし。
しかしながら、一回遊んでみればそんなことはほとんど気にならなくなります。
それはやはり、ゲームとしての出来が優れているからではないでしょうか?
意外に売り上げがよかったのも、なんとなく頷けるような気がします。
きっと、クチコミでだんだんに広がっていったのでしょう。

…まぁ、これはただの憶測にすぎませんが。


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