ドラキュラ伝説II
ドラキュラでんせつII

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■通常版
タイトル ドラキュラ伝説II
発売日 1991年7月12日(金)   価格 3,800円
ハード ゲームボーイ   メディア ROMカートリッジ(1Mbit)
ジャンル 2Dステージクリア型アクション
主人公 クリストファー=ベルモンド
ステージ数 7   セーブ機能 あり(パスワード)
難易度設定 なし   二周目 あり
オプション サウンドテストモード
海外版 Castlevania: BELMONT'S REVENGE
移植・配信 PS4他 / 2019年5月16日 / 3,000円(※1

■GBコレクション版※2
タイトル コナミGBコレクション VOL.3
発売日 1998年2月19日(木)   価格 3,980円
ハード ゲームボーイ   メディア ROMカートリッジ(4Mbit)
ステージ数 7   セーブ機能 あり(パスワード)
難易度設定 なし   二周目 あり
オプション サウンドテストモード
「ときめきメモリアル」のキャラクターによる作品ガイドなど。
海外版 KONAMI GB COLLECTION VOL.4
移植・配信 なし

(※1) 「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」 シリーズ8タイトルを収録したダウンロード専用ソフト。PS4、Xbox One、Steam、Nintendo Switchにて配信。
(※2) コナミのゲームボーイ作品4作を収録した復刻版。
「グラディウスII(ネメシスII)」、「ドラキュラ伝説II」、「イー・アル・カンフー」、「けっきょく南極大冒険」が入っている。
ゲーム内容はそれぞれオリジナル版と全く変わらないが、ゲームセレクト画面にナビゲーターとして「ときめきメモリアル」の片桐彩子が登場し、作品解説などを行ってくれる。


 こんな作品です

ゲームボーイ二作目となるドラキュラ。
前回の反省を活かして操作性は格段に向上し、ステージ数もアップしました。
敵のバランスもよく考えられているうえ、グラフィックもゲームボーイの制限や限界を感じさせないほど緻密に描き込まれていて、現在ゲームボーイで出ている三作の中ではもっとも評価の高い作品です。
パターンを見つけるまではほとんど何もできずにやられてしまうボスが多いという欠点もありますが、それは許容範囲ではないかと思います。

主人公は「ドラキュラ伝説」と同じ、「クリストファー=ベルモンド」。
この辺りから「ドラキュラの復活は100年ごと」という設定が微妙になってきました(笑)

 ゲームシステム

前作オリジナルの鞭から火の玉を出して攻撃する点はそのままに、新たにクロスと聖水のサブウェポンが使えるようになり、戦略性が増しています。
鞭のレベルダウンが特殊な敵の攻撃のみに限られるようになったのはよい変更点でしょう。

全7ステージ構成で、前半の4つのステージは好きな順番で進めることができます。
いわば、前半は操作と敵・仕掛けに慣れるためのステージで、後半はそれを応用するステージということになりそうです。
ちなみに前半のステージの中では、CRYSTAL CASTLEが一番進みやすいステージです。
道のりもボスもそれなりになっていますので、初めての方はここからにするとよいでしょう(逆に一番難しいのはROCK CASTLE)

 オススメの曲

今回もオリジナル曲が使用されています。
前作のポップなものよりは幾分控えめになっており、ドラキュラらしい曲になっていると思います(前作は前作でまたよかったと思いますが)
各ステージに合った曲と向上した操作性で、前作に望んでいた「ノリノリで遊ぶ」ことができるようになっています。
この辺り、前回の反省を活かした作りは遊ぶ側としては本当に嬉しいものがありますね。

「New Messiah」(ガラスの城BGM)、「Ripe Seeds」(植物の城BGM)、「Original Sin」(ドラキュラ城BGM)辺りがオススメ。

 最後に

ゲームボーイを持っているのであれば、ぜひおすすめしたい良作です。
もっとも、これもクリアできる人とできない人はいると思いますし、後半のボスの強さは投げ出しても無理はないくらいに容赦がないので誰にでもすすめられるものではないというのも事実ありますが、アクションゲームが好きな方なら損はしないでしょう。
苦手にしている方も、一度は触れてみて欲しい作品です。

ユーザーの意見を反映させ、よかった点はさらに伸ばし、悪かった点は修正し、さらによいものを作る。
ゲームの理想的な姿です。


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