悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL
あくまじょうドラキュラもくしろくがいでん レジェンド・オブ・コーネル

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タイトル 悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL
発売日 1999年12月25日(土)   価格 7,800円
ハード NINTENDO64   メディア ROMカートリッジ(128Mbit)
ジャンル 3Dステージクリア型アクションアドベンチャー
主人公 コーネル
ラインハルト=シュナイダー
キャリー=ヴェルナンデス
ヘンリー
ステージ数 14(コーネル編)   セーブ機能 あり(EEPROM)
難易度設定 あり(三段階)   セーブ数 4
オプション キーコンフィグ   二周目 なし
海外版 Castlevania: Legacy of Darkness
移植・配信 なし


 こんな作品です

「悪魔城ドラキュラ黙示録」の8年前の出来事を描いた、NINTENDO64版ドラキュラ第二弾。
前作で謎につつまれていた数々の疑問は、今作を進めることによって徐々に解明されていきます。
そういった仕様上、やはり前作をクリアしてから遊んだ方がより楽しめると思います。

今回の主人公は、狼の力を身につけた「コーネル」という青年。
魔物にさらわれた妹「エイダ」を救出するべく、単身ドラキュラ城へ乗り込んでいきます。

前作のカメラワークが合わず、躊躇(ちゅうちょ)していた方。今回はそんなことはないので安心してください。
カメラワークはかなり改善されているうえ、ステージ構成も簡略化(突破しやすい作り)されたりセーブポイントが増えたりして、前作よりも難易度は抑えられています(そのためか、個人的には制覇したときの達成感が犠牲になった感も受けましたが、それは人それぞれでしょう)
また、画面自体も解像度が増したのか、とてもきれいで見やすくなっています。

 ゲームシステム

前作「悪魔城ドラキュラ黙示録」とほぼ同じと言ってよいと思います。
大きな変更は、サブウェポンを連続して取ることで2段階までパワーアップすること、そして主人公のコーネルが狼に変身して能力を高められるという点くらいです(その変身も圧倒的すぎて逆につまらなくなるので、使うのは本当に詰まってしまったときだけにしておきましょう)

ちょっとした演出の強化もあり、例えばパワーアップアイテムを取ると自分の周りに光が発生して、「あ、パワーアップしたんだな」と見てすぐ分かるようになっています。
また、カメラ周りにも変更があり、プレイヤーキャラクターを中心に横方向に自由に回転させたり、プレイヤーキャラクターとの距離を変更できたりと、前作と比べてかなり使い勝手が良くなっています。
個人的には縦方向の回転も欲し

この作品は、画面が高画質になるハイレゾパック(メモリー拡張パック)にも対応しています。
しかし、使用するとレスポンスが悪くなり(フレームレートが下がる?)、操作がしづらくなってしまいます。
画面は確かにきれいになるだけに、ここはもったいない点です。

全体的に見て、前作で気になった粗はほとんどが取り除かれ、改善されている印象を受けました。

 子供はいねぇかぁ?

おまけとして、東方正教会の若き兵士「ヘンリー」が主人公の、さらわれた6人の子供を救出するという番外編シナリオが用意されています。
これは、6ヶ所それぞれに隠れている子供たちを7日以内に全員見つけ出し、救出することが目的です。
マップは「沈黙の森」「城壁」「悪魔城別邸」「地下坑道」「地下水路」「外壁」があり、それぞれ自由に行き来することができます。
子供たちは結構意外な場所にいることが多いので、すんなり見つけることは難しいでしょう(個人的には、いる場所がランダムで変わるようにすればもっと楽しめたと思いますが)

子供を救出することで、様々な隠し要素が解禁されていきます。
Hardモードが追加されたり、コーネルの衣装を変えることができるようになるほか、前作の主人公「ラインハルト=シュナイダー」と「キャリー=ヴェルナンデス」の二人も使えるようになります。
もちろん、ストーリーも専用のものが展開されます。
マップやバランスに変更があるものの、これ一本で前作までも遊べるという豪勢な仕様になっています。
衣装も新しいものが用意されていますので、そちらもお楽しみに。

 オススメの曲

基本的には「悪魔城ドラキュラ黙示録」と同じです。
コーネル編ではいくつかオリジナル曲も流れます。
CD化されなかったのが悔やまれるほど個人的には気に入っているのですが…。
オープニングデモのメドレーや、オルテガとの対峙シーンなど、聴きどころはかなりあります。

中でも特に人気が高いのは美術塔のBGMのようです(既存のアレンジですが)

 最後に

すぐに続編が出て驚きましたが、それ以上に前回の反省点を活かして改善されていることに驚きました。
遊ぶ側の立場に立った制作に称賛を贈りたいと思います。
個人的には前作くらいの難しさがちょうどいいと思っていましたので、正直やや物足りなさを感じましたが、これくらいならばアクションゲームが苦手な人でもそこそこ進めるようになっているのではないかと思います(それにしても最初のボスは強いと思いましたが…)

敬遠されていた方、これはオススメですので是非遊んでみてください。


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