【リロード】 あ アーケード版ドラキュラ 【アーケードばんドラキュラ / 名称】 アーケード(ゲームセンター)用に開発されたドラキュラ作品。 タイトルが「悪魔城ドラキュラ」なので、こう言わないと区別がつかない。 主人公はシモン=ベルモンドとされているが、「他作品と同一のシモンではない」といった情報もあり、真偽は不明(→セレナ) 完全オリジナルとして開発されたが、あまりにも理不尽な難度が原因でインカム率(一日にどれだけ遊ばれるか=高いほど人気があり、店にとっても魅力的なゲームということになる)が上がらず、さほど話題になることなく姿を消してしまう。 しかしながら、この作品で生まれた数々の名曲には未だファンも多い(→十字架を胸に、夜まで待てない) アーケード基板という流通が限られた媒体ゆえ、シリーズ中もっとも入手が困難な作品であるが、「何がなんでも手に入れたい」と思えるほどの内容でもないため、コレクターにとっては非常に頭の痛い代物となっている(→オレたちゲーセン族) アイテムクラッシュ 【技】 リヒター=ベルモンドが会得している強力な攻撃方法。 ハートをより多く消費することで、サブウェポンの持つ真の力を解放する(→グランドクロス、ハイドロストーム) 大体において画面全体に有効で、使った瞬間は完全に無敵になるので回避にも使える。 ネイサン=グレーブズも条件次第では使うことができる。 アクトリーセ 【人物】 元は人間の女優だったが、永遠の若さと美貌を得るため、ドラキュラに魂を売り渡して魔女になった。 性格は残忍で自己中心的。自身の欲望のためなら子供でさえも平気で生贄に捧げる。 ゲーム中でも高慢な態度と「オーッホッホッホ!」という高笑いを繰り返す。 クリスタルを使った攻撃魔法と、人間に対して吸血鬼の呪いをかけることを得意としている。 本人はドラキュラの片腕として働いていたつもりだったが、結局はドラキュラの完全な復活のための時間稼ぎに利用されていただけであった。 アグネア 【サブウェポン】 前方に雷を放出し、敵にダメージを与える。 敵に命中した時点からボタンを押しつづけることによって、連続してダメージを与えることができる。 コストパフォーマンスが悪く、調子に乗って使っているとあっという間にハートがなくなってしまう(→ビブーティ) 悪魔城 【あくまじょう / 名称】 →ドラキュラ城 悪魔城すぺしゃる 【あくまじょうすぺしゃる / タイトル】 『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』 「悪魔城ドラキュラ」をコミカルにアレンジした異色作。 主人公のドラキュラくんが、ライバルのガラモスを倒しにいくという内容。 当初はコナミ社がトチ狂ったのかと思われたが、ゲームとしての完成度はなかなか高かった(某ゲーム雑誌の売り上げランキングでも三ヶ月連続トップを獲得し、担当者を驚かせた) ステージをクリアするごとに新たな技を覚えることができ、それらを使い分けながらトラップを抜けていくシステムが楽しい。 本家「悪魔城ドラキュラ」とは別物と考えられており、シリーズ作品としてはカウントされないが、「番外編」という扱いでひっくるめて紹介されることも多い。 なお、このタイトルはファミコンとゲームボーイでまったく同じものが使われているが、ゲーム内容(ストーリー、ステージ構成)は異なる。 悪魔城天守 【あくまじょうてんしゅ / 舞台】 ドラキュラ城の最上部。 探索型と一部作品を除いて最終目的地(ブロック)となる場所。 大ボスのドラキュラはここの玉座で優雅にグラスを傾けながら、バンパイアハンターの到着を待ちわびている(?) 天守に向かって長く伸びる階段がシリーズ恒例の特徴となっているが、アーケード版ドラキュラ、「漆黒たる前奏曲」「サークル・オブ・ザ・ムーン」は例外となっている(階段の先がすぐに玉座になっていない「悪魔城ドラキュラXX」も厳密には例外) シリーズを通して遊んでいると、この階段が目の前に現れたとき、ここまでたどり着いたという感慨深さと同時に気が引き締まる思いがする。 悪魔城伝説 【あくまじょうでんせつ / タイトル】 ファミコン3作目、全体では6作目となるドラキュラ作品(作中では「DRACULA III」とされている) 主人公はラルフ=C=ベルモンド。 (ファミコンでの)前作、「呪いの封印」での不評を受けてか、再び純粋なアクションゲームとして帰ってきた。 基本的なシステムは初代そのままに、独自の拡張チップVRC6を搭載したり、ステージ分岐、仲間になるキャラクター(グラント、サイファ、アルカード)などの新システムが「これでもか!」とばかりに詰めこまれた意欲作。 ステージの構成や敵のパターンも非常によく考えられており、その完成度・人気はドラキュラ作品でも1、2を争うほど高い。 悪魔城ドラキュラ 【あくまじょうドラキュラ / タイトル】 説明するまでもない、作品のタイトル。 シリーズを総称して呼ぶ場合と、シリーズ一作目(ディスクシステム版)のことを指す場合がある(→ROMカートリッジ版、ファミコンミニ) その混乱を避けるため、後者を「初代」と呼ぶことが多い。 以下は「初代」の概要。 復活した魔王ドラキュラ伯爵を倒すため、バンパイアハンター シモン=ベルモンドが立ち上がる…というのが大まかなストーリー。 それまであまり類を見なかったリアルなキャラクターやおどろおどろしいグラフィックが注目を浴び、さらに、凶悪とも言える高難度と秀逸なBGMが多くのプレイヤーを虜にした。 一作目にして鞭、サブウェポンといった基本となるシステムはすでに完成され、後に続く作品の礎となった。 悪魔城ドラキュラXX 【あくまじょうドラキュラダブルエックス / タイトル】 「血の輪廻」のリメイク版(海外版「血の輪廻」(Castlevania: Dracula X)の逆移植という説もあるが、その可能性はまずない) 主人公は変わらずリヒター=ベルモンド。 ステージ分岐やアイテムクラッシュといったシステムを引き継ぎつつ、マップは完全オリジナルに変更。 さらわれた女性(→アネット、マリア)を救い出すという目的もあるが、あまり評判の良くなかったビジュアルシーンはない(ただし、これは批判云々というよりもおそらく容量の問題) 「血の輪廻」と比べると、妙にもっさりとした動きのせいか操作が難しく、なかなか思い通りにいかずイライラすることも…。 癖はかなり強いが、それも難度のうちだと割り切れればそれほど悪いわけでもない。 ただ、やはり一般向けとは言えないだろう(もっとも、「悪魔城ドラキュラ」自体一般向けではないが) 悪魔城ドラキュラ黙示録 【あくまじょうドラキュラもくしろく / タイトル】 NINTENDO64版オリジナルのドラキュラ作品(→KCEK) 主人公はラインハルト=シュナイダーとキャリー=ヴェルナンデスの二人で、スタート時に好きな方を選ぶことができる。 システムはこれまでの2D(平面)から3D(立体)になったのがもっとも大きな変更。 フィールドからキャラクターに至るまで、ほぼ全てがポリゴンで表現されており、ことリアルさにおいてはこれまでの比ではない。 ただ、全体的に癖が強く、遊ぶ人を限定してしまった感も否めない(→即死録) プレイヤーキャラクターのどちらかに愛を感じられる人や、軟弱なアクションゲームに飽き飽きしている人にはオススメだが、そうでない人にはかなり厳しい内容かもしれない。 そういった理由から、海外での売り上げは悪くなかったが、国内ではあまり良い結果を出すことができなかった。 悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 【あくまじょうドラキュラもくしろくがいでん / タイトル】 『悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 〜LEGEND OF CORNELL〜』 NINTENDO64版ドラキュラ第二弾(→KCEK) 前作よりもさらにタイトルが長くなり、ロゴもかなり窮屈(きゅうくつ)そうに見える(笑) 呪われた獣人の力を自在に操る青年コーネルを主人公とした8年前の物語で、前作で謎に包まれていた数々の疑問はこの作品で徐々に明らかにされていく。 前作で気になった問題点はほぼ改善され、癖の強さはあまり感じられなくなったが、難度が低くなったことによって達成感は前作ほど得られなくなってしまった(一部異常に強い敵はいるが…) オマケとして前作のディレクターズカット版(ラインハルト編、キャリー編)や、さらわれた子供を救い出すストーリー(ヘンリー編)などが入っており、いろいろ遊べるお得な作品。 悪魔城年代記 【あくまじょうねんだいき / タイトル】 『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』 「月下の夜想曲」でドラキュラファンになったユーザーのために、過去の作品を移植するという企画の商品名。 第一作目はX68000版ドラキュラだったのだが、移植度の悪さもさることながら、細部に様々な問題を抱えたまま市場に出て批判を浴びた。 中でも一番酷かったのは音飛び問題とその対応。 イラストレーターに「月下の夜想曲」で人気を博した小島文美氏を再起用するも、アルカードばかりかシモンのイメージまでもガラリと変えてしまったことに反発が起きた(→ホモン) 何ともユーザーを舐めている作品で、近年のコナミ社の質の低下ぶりを露骨に反映する結果となった。 その影響もあってか売り上げは芳しくなかったらしく、発売前と後では今後の展開に対する意欲を180度変化させることになる。 やる気もなく適当に作るのなら、どうかこれっきりにしてほしい。 これ以上「悪魔城ドラキュラ」の名を汚すことのないよう、切に願うばかりである…。 アックスアーマー 【モンスター】 盾を使って攻撃を防ぎながら、斧をブーメランのように投げて牽制してくる鎧兵。 絶妙な距離を取りながら斧を上段と下段に投げ分けてくる強敵だったが、シリーズを重ねるにつれてだんだんに間の取り方が下手になり、現在その地位はスケルトンクラスにまで下がってしまった。 アネット 【人物】 リヒター=ベルモンドの恋人。 意思が強く、曲がったことが嫌い。誰にでも優しく、落ち着いた性格をしている。 リヒターをおびき寄せるための人質としてさらわれてしまう。 「悪魔城ドラキュラXX」では、救出できないと何ともやるせない展開になっていく。 ときどきマリア=ラーネッドの実姉説が聞かれるが、二人の間に血縁関係はないので「アネット=ラーネッド」という名前は間違いである。 あくまでマリアの姉であって、マリア=ラーネッドとは関係がない(もっとも、この辺りは制作側でも解釈の違いがあるようだが…) 年齢17歳、血液型A。 CV 本田 あつ子 (血の輪廻) アルカード 【人物】 ドラキュラの一人息子。本名は「アドリアン=ファーレンハイツ=ツェペシュ」。 もともとは人間であったが、父親に強制的に悪魔と契約させられ吸血鬼となってしまう。 そのことに強い憎しみを抱いた彼は名前を「アルカード」と変え、父親の凶行を食い止めるべく共に戦う仲間を探し始める。 「悪魔城伝説」でラルフ=C=ベルモンドと手を組むことになるが、後付けで彼がアルカードの息子…つまり親子で祖父を討伐したという 結果、世界と人類の存亡をかけたはずの死闘が、ただの身内間のゴタゴタになり下がるという何とも恥ずかしい話と化してしまったのだが、のちにその設定は作品の存在もろともなかったことにされた。 「悪魔城伝説」の後、「月下の夜想曲」にて再登場するが、なぜか吸血鬼と人間のハーフという設定に変えられた。 アルカードの名の由来は、「DRACULA」のアナグラム(逆さ読み)である。 おそらくそこには「父親とは真逆の道を歩む」という決意が含まれているのだろうが、イマイチ影響下から脱しきれていない印象も受ける。 だがそれよりもむしろ、実の父親や母親までもがこの名前で呼ぶことの方が不思議である。 アルカードを名乗る際には父親とは決別し、母親はすでに亡くなっていたため、両親からその名前で呼ばれるはずがないのだ。 まさか父親に向かって「これからはアルカードと呼べ!」と宣言したわけでもあるまいに…。 CV 置鮎 龍太郎 (月下の夜想曲) アルカードスピア 【武器】 アルカードが愛用していたという槍。セガサターン版「月下の夜想曲」で登場する。 攻撃力は高めでコマンド技も二つ備わっているが、それ以外にこれといった特徴はない。 また、「VAMPIRE KILLER」のエリック=リカードも同名の槍を使う。 ただし、綴りが「ALCARDE SPEAR」になっているので、同一の武器ではないのかもしれない。 遺骸 【いがい / 総称】 あばら骨、心臓、目玉、爪、指輪からなるドラキュラの遺骸。 ドラキュラの肉体が滅びてから7年目に再生を始め、再びこの世界に現れるという。 持っているだけでさまざまな力を得られるが、心臓や目玉は想像するとちょっと気持ち悪い。 7年という設定上、5年で現れた魔導五器は遺骸とは別物と考えられる。 イリス 【人物】 魔物によってさらわれてしまった女性。 明るく面倒見がよく、細かいことにもよく気が付く。 しかし、閉じ込められた部屋には鍵がなく容易に開くのだが、ここから脱出するという考えには至らなかったらしい(この点は周りが魔物だらけで逃げられなかった…と解釈するべきか) 医者の娘というだけあって、助け出すとお礼に傷の手当てをしてくれる。 その後は一人で脱出することになるわけで、結局のところ状況は大して変わっていなかったりする。 年齢17歳、血液型A。 CV 安田 亜紀江 (血の輪廻) ヴァンパイア 【モンスター】 →吸血鬼 ヴィクター=ベルモンド 【人物】 ドリームキャストで開発が進められていた、「Castlevania: Resurrection」の主人公キャラクター。 ヒゲがチャームポイント(?)のナイスミドル。 ソニアとツートップを張る予定だったが、残念ながら開発中止になってしまい、日の目を見ることはなかった。 ヴィクトリーアーマー 【モンスター】 身の丈ほどもある巨大な剣を軽々と扱い、常勝無敗を誇るという威圧的な鎧兵。 だが、ベルモンドやアルカードに対しては無敗どころか軽くあしらわれてほぼ常敗。 常勝というのはスケルトンやゾンビ相手のことなのかもしれない。 名前と強さがこんなにも釣り合っていない敵も珍しい。 ヴェルナンデス家 【ヴェルナンデスけ / 家系】 強力な魔法を操る魔導一族。 「退魔の力」を持っており、その力はベルモンド一族にも匹敵する。 「悪魔城伝説」でラルフ=C=ベルモンドとともにドラキュラ討伐をして以来、ベルモンド家との関わりが生まれる。 歴史上の最古の人物はサイファ。 ヴェルナンデスの戦士 【ヴェルナンデスのせんし / 人物】 「悪魔城ドラキュラ黙示録」および「悪魔城ドラキュラ黙示録外伝」に登場する。 キャリーの同胞(ただし互いに面識はない)だが、アクトリーセによって吸血鬼化されて自我を失い、キャリーに襲い掛かってくる。 シチュエーション的には「同族同士での戦い」という厳しい展開ではあるものの、登場が唐突すぎてあまり同情する気にはなれないというのが残念なところ。 当初はサイファのなれの果てという設定だったが、それではあまりにも…という理由から、サイファの他にも存在したヴェルナンデスの一人という設定に変えられた。 サントラCDに書かれている名前はその名残で、時間的な問題から修正が追いつかなかったらしい。 嘘 【うそ / 設定】 「呪いの封印」で、街の人が教えてくれる情報。 すべての情報が嘘というわけではなく(むしろ比率としては少ない)、基本的にあからさまなものが多いが、ときおり微妙にありえそうな嘘があったりするうえに、大半の正しい解法も大差ないレベルで嘘くさいのでどちらにせよたちが悪い。 デボラの崖に向かって歩きつづけたり、川のほとりで待ちぼうけを食らったり、墓地でアヒルを探したことがあるプレイヤーは多いはずだ。 エイダ 【人物】 「悪魔城ドラキュラ黙示録外伝」の主人公コーネルの妹。 明るく活発で、しっかりものの少女。 幼い頃に両親をなくし、コーネルと二人で暮らしている。 コーネルが留守にしている間も一人でちゃんと生活していたところから、家事全般を得意とする家庭的な少女であることが伺える。 …とはいえ、年頃の女の子を一人にして一年も修行の旅に出てしまうコーネルは、ちょっと妹に甘えすぎの感も。 生活費もエイダが稼いでいたのでは…と邪推してしまう。 ただ、エイダがここまでしっかりした性格に育ったところから考えると、コーネルも兄としての役割はきちんと果たしてきたのであろう。 修行の旅の件も、エイダの快諾によって実現されたものと思われる。 年齢14歳、身長150cm、体重48kg。 エネボール 【武器】 キャリー=ヴェルナンデスの攻撃方法。 悪しき存在を滅ぼす退魔の光球。 敵意あるものに自動的に追尾して攻撃するため、適当に放ちながら逃げ回っているだけで大抵の場合は何とかなるという抜群の使い勝手を誇る。 本来は飛び道具だが、直接敵にぶつける「エネスマッシュ」という攻撃方法も存在する(開発段階では「エネパンチ」「エネげんこ」などと呼ばれていたらしい) エリザベート=バートリー 【人物】 ドラキュラの姪を名乗る吸血鬼。 立場的にはカーミラに似ているような気がしなくもない。 世界的な戦争(=第一次世界大戦)を引き起こし、それによって失われた人間の魂を使ってドラキュラを復活させようともくろむ。 様々な魔法を使って攻撃してくるが、操作さえ間違わなければまともな攻撃をさせることなく倒すことができる最弱のボス。 オープニングデモにも登場したりするが、ゲーム中はやや影が薄い(→ドロテア=ツェンテス) エリック=リカード 【人物】 メガドライブ版「VAMPIRE KILLER」の主人公の一人。 芸術を愛する心優しき青年。 恋人とともに幸せな生活を送っていたが、エリザベートによってその仲を永遠に引き裂かれてしまう。 エリザベートを倒して恋人の仇を討つため、妖槍アルカードスピアを手に立ち上がった(どこでどうやって手に入れたのか? などの経緯は明らかにされない) 見た目は女性のようにも見えるが、「エリック」という名前が示す通り、男性である。 パッケージやデモ画面では金髪だが、ゲーム中はなぜか緑色の髪になる。 1892年5月3日生まれ、スペイン・セゴビア出身。 大コウモリ 【おおコウモリ / モンスター】 普通のコウモリの数倍から数十倍も大きなコウモリ。 空中をゆっくりと飛び回り、体当たりや火の玉を吐いて攻撃してくる。 その巨体には圧倒されるが、基本的には見掛け倒しである。 作品によっては無数のコウモリが集まって巨大な姿を形成している。 物理的に考えると無茶苦茶なのだが、ドラキュラが操る魔界のモンスターであると考えて無理矢理にでも納得するしかない。 SFC版ドラキュラには亜種(?)のゴールデンバットンが登場する。 音飛び問題 【おととびもんだい / 欠陥】 「悪魔城年代記」で起こった一種のバグ。 一部の曲において、ところどころで音が飛んでしまうという現象が発生した。 問い合わせと苦情が続出したが、「そのような現象は確認できない」の一点張りで揉み消そうとした。 有志が粘り強く指摘を続けた結果、修正に応じる姿勢を見せたが、直っているはずの修正版は別の場所の音が飛ぶうえ、「これ以上の対応はできない」と結局解決できないまま放棄した。 原因についてコナミ社からの説明はないが、一説によると曲の容量がプレイステーションの一時記憶メモリを超えているという、ごく単純な理由で起こる現象らしい(ちなみに曲データと思われるファイルを調べると、普通ではありえないほどの容量を食っていることがわかる) なお、過去も現在もこの問題に関して公式発表は行われておらず、責任者からの謝罪の言葉も一切ない。 これ以降も、音関係のトラブルが発生するソフトがたびたび出てきている。 「音のコナミ」はもう遠い昔の話か…(→VRC6) 斧 【おの / サブウェポン】 放物線状に投げることができるサブウェポン。 斜め上に向けて放つので、鞭の死角を補って余りある活躍が期待できる。 威力も申し分ない。 MSX版ドラキュラのみ「バトルアックス」という名称のメインウェポンで、軌道もクロスと同じ真横ブーメラン型になっている。 オルテガ 【人物】 鋭い眼光と屈強な肉体を持つ獣人族(ライカンスロープ)の男。 コーネルと兄弟のように育てられてきたが、どんなに修行を積んでも超えることができないコーネルに対し、コンプレックスを抱いている。 一年前にコーネルと戦って敗れた後、忽然と姿を消す。 開発初期では「ヴォルフ」という名前だった。 年齢20歳、身長200cm、体重115kg。 オルドレー 【人物】 悪魔城別邸の領主。 誠実で優しい人物だったが、アクトリーセとジルドレによって吸血鬼化され、狂人へと変貌。 死の世界に魅入られ、妻メアリーや息子ヘンリーも引き込もうとする。 狂人となっても日記をしっかりつけるあたり、根は几帳面でマメな性格なのかもしれない。 オルロック 【人物】 「月下の夜想曲」に登場した上級魔族(吸血鬼) 人間で例えると貴族といったところ。 普段は人間のような格好をしているが、追い詰められると巨大な怪物に変身する。 高速で乱射してくる火の玉は圧巻。 オレたちゲーセン族 【オレたちゲーセンぞく / タイトル】 『オレたちゲーセン族 悪魔城ドラキュラ』 1980年代のアーケード(ゲームセンター)作品を、プレイステーション2に移植する企画の商品名。 企画・制作はHAMSTER(ハムスター)社。 全部で19タイトルがリリースされており、その中にアーケード版ドラキュラも入っている。 このシリーズはゲーム本編のほかに音楽CDやインストカード(アーケード筐体に貼られていた、ゲームの説明や操作方法が書かれたカード)など、全部で7種類もの同梱物がありながら、お値段は2000円とお手ごろなのが嬉しい(もっとも、個々の出来については決して褒められるものではないが…) 移植については多少不備もあるが、少なくともバランスはしっかり再現されているので、よほど細かく突っつかない限りは十分な出来と言える。 しかし、後にエミュレーターの無断商業使用が発覚し、シリーズはそのまま中途半端に打ち切られることになった(下請けのモラル欠如が原因だが、確認を怠った責任は免れないだろう) オリジナル・サウンド・トラック 【総称】 ゲームに限らず、作品の中で使われた曲をアレンジなし(=オリジナル)で収録した媒体(主に音楽CD)を総称してこう呼ぶ。 名曲揃いの「悪魔城ドラキュラ」作品では喉から手が出るほど欲しい一品(→ドラキュラサウンド) しかし需要は供給を大きく上回り、とんでもない高値がつけられているCDはかなりの数にのぼる。 ただしCD18枚組とかいうなんちゃらBOXは、版権曲やアレンジ曲などの抜けが多いうえに、リマスターなどの処理もないただの使いまわしという手抜き仕様なので、買うつもりならその点は理解しておいたほうがよい。 音楽の書 【おんがくのしょ / サブウェポン】 マリア=ラーネッド専用のサブウェポン。前方に音符を飛ばして攻撃する。 アイテムクラッシュ操作では、「ラララ〜ララ〜ララ〜♪」という調子っぱずれな歌声を披露。 聞き惚れているのか、その逆なのかは分からないが、敵の動きを鈍らせるという効果を持つ。 → か行 |