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カーミラ(カミーラ) 【人物】



ドラキュラの配下として、不定期に登場する敵。
その姿は登場する作品によってまちまちであるが、女性の姿(顔)をしているのは全作共通。
最近では巨大な頭蓋骨の上に乗った女性という姿で定着してきている。
サークル・オブ・ザ・ムーン」では彼女が復活の儀式を執り行なった。


 
階段 【かいだん / システム】



ジャンプでは届かない段差に移動するための地形。
初期では階段にジャンプで飛び乗ることも、上り下り中にジャンプをすることもできなかった。
そのシステムゆえ、階段を上りきった場所にたまっている敵の対応には頭を悩ませることが多かったが、同時にプレイヤーの腕の見せ所でもあった。
ドラキュラ伝説」「ドラキュラ伝説II」「漆黒たる前奏曲」では、階段の代わりにロープを上り下りして移動する。


 
懐中時計 【かいちゅうどけい / サブウェポン】



使うと数秒間、敵の動きを鈍くする、または完全に止めることができる。
ただし、ハートの消費量が他のサブウェポンに比べて多いうえ、中盤以降のボス敵(または同等クラスの敵)にはまったく効果がないという欠点がある。
MSX版ドラキュラでは砂時計、「漆黒たる前奏曲」では風のソウルウェポンという同効果のアイテム(システム)がある。


 
怪物図鑑 【かいぶつずかん / システム】



今までに倒したことのあるモンスターの情報が掲載されていく本。
「完成させないと何となく気になる…」という心理を突いたシステム。
ゲームクリア後、二番目か三番目に取り掛かることになる項目(一番目はマップ達成率100%)
説明が寒かったり(→ベルゼブブ)、非常に迷惑な間違い(→フェンリル)も存在する。


 
 【かぎ / サブウェポン、アイテム】



鍵の掛かった扉を開けるためのアイテム。
悪魔城ドラキュラ黙示録」では、全アイテムの半分近くが鍵で占められる。
血の輪廻」ではサブウェポン扱い。ほぼ素手レベルの射程しかないが、威力はの2倍もあり、通常使用でもアイテムクラッシュでもハートをまったく消費しない。


 
隠し部屋 【かくしべや / 設定】



ただ歩いているだけでは見つけられない部屋のこと。
壊せる壁の奥だったり、ギミック(仕掛け)を操作することで発見できる。
特に探索型では、全部を埋めたつもりが数部屋足りなかったりすると、残りの発見は容易ではない。


 
樫の木の杭 【かしのきのくい / アイテム】



呪いの封印」で登場するアイテム。
商人から買うことができ、ドラキュラ遺骸を手に入れるために必要となる。
本来の樫の木の杭は吸血鬼の苦手とする武器であり、これで心臓を突けば一撃で倒すことができる。
だが、これをそのままの設定でゲームに登場させるのはバランス的にも難しいだろう。


 
カラス 【モンスター】



空中をトリッキーな動きで飛び回る敵。
初期の頃はなかなか侮れない敵だったが、探索型ではコウモリと並んで単に鬱陶しいだけの敵。


 
ガラモス 【モンスター】



ドラキュラくんが眠りについている間に魔界を掌握した大怪獣。
主に両手から雷を放出しての攻撃を得意とするが、炎や炸裂弾などの別属性の攻撃も扱う。
月下の夜想曲」でもアルカードの最後にして最大の強敵として立ちはだかるが、こちらはドラキュラくんとアルカードの似通った設定(ドラキュラくんの項を参照)を意識して組み込まれたオマージュ(パロディ)的な存在であり、両者に関連はない。


 
軌道修正 【きどうしゅうせい / 操作】


※項目は軌道修正の「できる」タイトル。
※「悪魔城伝説」はグラントのみ可能。


ジャンプ後に方向キーで軌道を調節すること。
初期作品では軌道修正を行うことができなかったが、それが逆によい緊張感を生み出していた。
この操作ができるようになってから難度が激減したという意見は多い。
軌道修正のできないジャンプは「シモンジャンプ」とも呼ばれる(他社のソフトも含めれば、「アーサージャンプ」の方が有名か)


 
キャリー=ヴェルナンデス 【人物】



悪魔城ドラキュラ黙示録」の主人公の一人。
養母が自分の目の前で命を落としたことがきっかけで、眠っていたヴェルナンデスの「退魔の力」が目覚める。
不幸になる人を増やさないため、その力を使ってドラキュラを封印することを決意する。
退魔の力はエネボールという光球となって具現化する。
その性能の高さもさることながら、スライディングが特に話題を呼んだ少女で、もう一人の主人公であるラインハルト=シュナイダーを完全に食ってしまった。
年齢12歳、身長142cm、体重35kg。
CV BIANCA ALLEN (悪魔城ドラキュラ黙示録 / 悪魔城ドラキュラ黙示録外伝)


 
吸血鬼 【きゅうけつき / モンスター】


※項目はドラキュラ以外に吸血鬼が登場する作品。

人間の血を吸って生きる魔物(→VAMP
鏡に姿が映らないという特徴を持っている。
その多くは元人間であり、肌の色と醜悪な顔を除けば姿は人間とさほど変わらない(能力の高い吸血鬼ほど人間に近い姿を取ることができる)
日の光が大の苦手で、浴びると瞬時にして灰と化してしまう。
他にも、クロスニンニク聖水樫の木の杭など、その弱点の多さは他の追随を許さない。
その吸血鬼の頂点にいるのが、魔王ドラキュラ伯爵。
割と前代未聞の弱点だらけな大ボスである。


 
旧ファン 【きゅうファン / 総称】


※ファンによって好きな作品は異なるため、省略。

旧ファン、または旧作派、アンチ月下派など。
月下の夜想曲」以前、具体的には探索型が主流になる前の「悪魔城ドラキュラ」作品のシステム、世界観が好きなユーザーのこと。
難易度が低く、同じ場所を行ったり来たりさせられ、キャラクターが必要以上にべらべら喋り、ひねりのないストーリーを押し付けてくるという、これまでの作品を正反対にしたような内容と、少なからず今までとは違う層を狙っていると取れるキャラクターデザインに嫌悪している(→小島文美


 
キンシー=モリス 【人物】



ジョニー=モリスの父親。
ドラキュラを「完全に滅ぼした」という人物らしいが、全ては史実として存在しているだけであり、詳細は明らかにされていない。


 
クサリ 【アイテム】


※同等のアイテムが出る作品を含む。

パワーアップ


 
グラント=ダナスティ 【人物】



悪魔城伝説」に登場したプレイヤーキャラクター。
ドラキュラによって魔物の姿に変えられ襲いかかってくるが、倒すと呪いが解けて仲間になってくれる(仲間にする、しないは自由)
小柄で身軽なため移動が速く、ジャンプ力が他のキャラクターより高く、軌道修正も可能。
さらに壁や天井に張り付いて移動できるという人間離れした特技も持っている。
初心者には優しく、上級者には楽しめるキャラクター。
公式でさえ勘違いされているが、本業は盗賊ではなく軽業師(Acrobat)


 
グランドクロス 【技】



リヒター=ベルモンドの奥義の一つ。
クロスアイテムクラッシュのこと。
画面内を巨大な十字架が飛び交う、見た目が非常に格好良い技。


 
クリストファー=ベルモンド 【人物】



ラルフ=C=ベルモンドの次にドラキュラと戦ったベルモンド家の人物。
ドラキュラ伝説」「ドラキュラ伝説II」の主人公。
の先から火の玉を飛ばすという特技を持っているが、自身の能力は極めて低く、「ベルモンド家最弱」の称号をほしいままにしている(もちろん望んではいないだろうが)
ドラキュラの封印に失敗し、幸か不幸か二度主人公を務めることに…。
その微妙さの割には「英雄クリストファー伝説」として後世に語り継がれることになる。
ソレイユという息子がいるが、妻の名前は不明。


 
クロス 【サブウェポン】



十字架のこと。
海外では宗教的な問題から、ブーメランと命名されている作品が多い。
前方に回転しながら飛んでいき、一定距離(作品によっては画面端)で折り返して戻ってくる。
貫通力があり当たり判定も大きめなので、攻撃と同時に防御も兼ねることができる。
後期作品では、折り返し地点に敵を重ねると効果的。
MSX版ドラキュラはバトルクロスという固有名称を持つ。
アーケード版ドラキュラは一定距離で消滅、「悪魔城ドラキュラ黙示録」と「悪魔城ドラキュラ黙示録外伝」は付近の敵を自動追尾 というように、効果が異なる作品も存在する。


 
月下の夜想曲 【げっかのやそうきょく / タイトル】



『悪魔城ドラキュラX 〜月下の夜想曲〜』(→サブタイトル
血の輪廻」の続編にあたる作品。
「血の輪廻」から5年後という設定で、登場人物やストーリーが引き継がれている。
主人公がを振らない、純粋なアクションゲームではない、難易度が低い、というこれまでの作品とは一線を画す内容になっており、シリーズの決定的な転換点として知られる(→探索型
この作品からファンになったユーザーを「月下派」といい、主に小島文美氏の描くキャラクターに魅せられたという理由が大半を占める。
悪魔城ドラキュラ」が二派に分裂する原因となった作品(→旧ファン


 
月下派 【げっかは / 総称】



月下の夜想曲」からファンとなったユーザーの呼び方。
この作品から入ると「悪魔城ドラキュラ=耽美なキャラクターが登場する探索型アクションRPG」というイメージが刷り込まれるため、従来のような「筋肉隆々の無口な主人公による、面クリアタイプのアクションゲーム」には抵抗があるらしい。
また、見た目で入ってくるアクションゲーム初心者が多いため、過去作品に手を出してもろくに進めないことも理由の一つ。
よって、純粋なアクションと高い難度に魅せられた旧ファンとは惹かれた内容が根本的に異なるため、互いに相容れることは極めて難しい。


 
月桂樹 【げっけいじゅ / アイテム】



呪いの封印」で登場するアイテム。
使うと数秒間だけ無敵になり、敵の攻撃も沼地や針のダメージも受けなくなる。
言ってみれば、透明薬がストック制、任意使用可能になったアイテム。
合図もなく突然効果がなくなるので、使用時は注意しておかなければならない。


 
げんちゃん 【サブウェポン】



マリア=ラーネッドのお友達、玄武(げんぶ)のげんちゃん(→四聖獣
巨大な亀が回転しながら敵に突撃する。
通常時は甲羅を被って敵の攻撃を防ぐことができるが、代わりに移動速度とジャンプ力が激減する。


 
コーネル 【人物】



悪魔城ドラキュラ黙示録外伝」の主人公。
呪われた獣人の力を自在に操ることができる格闘の天才。
その切れ味の鋭い技から「蒼き三日月」の異名を持つ。
魔物にさらわれた唯一の肉親エイダを救うべく、人狼の力を使って血の匂いを追う。
説明では完全無欠の超人のように書かれているが、ゲームでは割とあっさりゲームオーバーになる。
完全な人間など存在しない、という教訓が含まれているのかも…。
ちなみにコーネルは前作のボツキャラクターで、開発初期の名前は「コーネル=ラインハルト」だった。
年齢23歳、身長178cm、体重70kg。
CV JOHN NUZZO (悪魔城ドラキュラ黙示録外伝)


 
コーラー 【人物】



悪魔城ドラキュラ黙示録」に登場する予定だった主人公キャラクター。
右手「が」チェーンソー、左手に銃を持った大男。
最終的にボツになってしまったが、その名残は迷路庭園のガーデンキーパーに引き継がれている。


 
コウモリ 【モンスター】



サインカーブを描くようにして飛び掛かってくる敵。
タイミングよくで叩き落とさなければならないため、他の敵と同時に現れたりすると対処が難しい。
しかし、探索型になってからは単に邪魔なだけの敵になってしまった。
ザコ敵の中では唯一、全作品に登場している貴重な存在である。


 
小島文美 【こじまあやみ / 人物】



月下の夜想曲」でイメージイラスト及びキャラクターデザインを担当した人物。
「ゲームソフトのジャケット」という枠をはるかに越えた美しさは、当時かなりの異彩を放っていた。
新規ファンを獲得するにあたって最も貢献したであろうことは、もはや疑う余地もない。
ただし、それが結果としてよかったのかどうかについてはまた別の話である(→ホモン


 
コナミコマンド 【その他】



ファミコンの「グラディウス」で有名になった、「↑、↑、↓、↓、←、→、←、→、B、A」という隠しコマンド。
大体の作品において、最強装備になったり残機が増えたりといった有利な効果を得ることができるが、自爆コマンドというフェイントになっている作品も存在する。
コナミ社の新作が出ると、まず試してみるのは基本だった。
しかし、ドラキュラ作品で対応しているものは多くない。


 
コナミ版メトロイド 【コナミばんメトロイド / 名称】



月下の夜想曲」などの探索型作品に対する皮肉ワード。
内容が任天堂社のアクションゲーム「メトロイド」に酷似していることから付けられた。


 
コマンド技 【コマンドわざ / 総称】



方向キーとボタンを決められた順番で押すことで使うことができる技。
対戦格闘ゲームでおなじみとなった操作。
いつでも使えるものと、特定の装備や魔導器で使うことができるものに二分される。
ドラキュラ作品初出はマリア=ラーネッド精霊アタック
ただし、広義で言えばサブウェポンもコマンド技と呼べるのかもしれない。


 
コレクションアイテム 【アイテム】



漆黒たる前奏曲」でのみ登場。
ステージのどこかに隠されており、すべてを揃えてドラキュラを倒すことで真のエンディングを見ることができる。
斧、懐中時計、短剣、聖水、十字架の5種類。
サブウェポンの定番アイテムと同じ名前だが、実際に使うことはできない。


 
壊せる壁 【こわせるかべ / システム】



武器などで叩くことで壊すことができる壁。
初期〜中期作品ではこの壁を壊すことで、にくII連射III連射などの有利なアイテムを手に入れることができる。
中期以降からは奥に広い空間(→隠し部屋)があったりと広大化していき、特に探索型でマップを完全に埋めようとすると、この存在にかなり悩まされることになる。
マップの構造からある程度予測がつけられる場合もあるが、基本的にノーヒントなので、とにかく壁という壁を叩きまくらなければならない。





→ さ行