ドラキュラII 呪いの封印
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(※1) 「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」 シリーズ8タイトルを収録したダウンロード専用ソフト。PS4、Xbox One、Steam、Nintendo Switchにて配信。 (※2) 「ドラキュラII 呪いの封印」は海外版。
前作でドラキュラを倒したシモン=ベルモンド。 しかし、ドラキュラとの戦いで受けた傷が呪いとなって徐々に体を蝕み始める…。 シモンは自らにかけられた呪いを解き、戦いに終止符を打つため再び立ち上がる…という「初代」の続編となる内容。 純粋なアクションゲームではないこと、謎解きが非常に難解であること、さらにディスクの読み込みに時間がかかることなど様々な要因が重なって、一般的な評価はかなり厳しいものとなっています。
今回はシステムが大きく変更され、前作のような純粋なアクションゲームではなく、マップを行き来して情報を集めたり、敵を倒してレベルアップしたりというアドベンチャーやRPG的な要素が追加されています。 純粋なアクションゲームを望んでいた前作のファンからは、不満の声が多かったようです。 街では多くの人から話を聞くことができますが、嘘の情報や全く参考にならない話も紛れています。 これに踊らされて行ったり来たりすることもしばしば…。 さらに、何もない部屋と見せかけて、聖水で壁や床が壊せるという隠し(ちなみにノーヒント)なども難解になる原因となっています。 その先には大抵商人がいるのですが、なぜ商人が家の奥に隠れて商売をしているのか…(密売人?) 各地に全部で5ヶ所、ドラキュラの遺骸が安置された館が存在し、そこで遺骸を手に入れていくことが目的となります。 全ての遺骸を見つけ、ドラキュラの居城でそれらを焼き払って呪いを解けばゲームクリア。 かかった日数によって、エンディングが変化します。
ゲームの性質上、曲数はそれほど多くありませんが、代わりに(?)一曲一曲は前作に引けを取らない良い曲が揃っています。 特に昼のメインテーマ「Bloody Tears」は前作の「Vampire Killer」と並び称される名曲です。 ゲームでの演出面でも効果的に使われており、街でのBGM「The Silence of the Daylight」と夜のBGM「Monster Dance」の変化はかなりのものです。
あまり評価は高くなかったように記憶していますが、個人的にはけっこう好きな作品です。 「ココデカラダヲ ヤスメテイキナサレ」や「イイトコロニ ツレテイッテアゲヨウ」などの名セリフや、ドラキュラの遺骸が誕生したのもこの作品ですし、条件をつけて(鞭の買い替えをなしにするなど)のやり込みなども地味に熱かったりしますし。 玄人プレイヤーや、ファンのコレクションアイテムとしては最適かもしれませんね。 …って、これはフォローになるのでしょうか?(笑) ←BACK |