悪魔城ドラキュラ
あくまじょうドラキュラ

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タイトル 悪魔城ドラキュラ
発売日 1988年2月22日(公式サイトによる)   価格
ハード   メディア 基板(24Mbit)
ジャンル 2Dステージクリア型アクション
主人公 シモン=ベルモンド
ステージ数 6   セーブ機能 なし
難易度設定 あり(難易度四段階+体力四段階)   二周目 あり
オプション なし
海外版 Haunted Castle
移植・配信 PS2 / 2006年5月25日 / 2,000円(→オレたちゲーセン族
PS4 / 2016年12月1日 / 823円(アーケードアーカイブス)
SW / 2021年4月1日 / 838円(アーケードアーカイブス)
PS4他 / 2019年4月18日 / 3,000円(※1

(※1) 「アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション」 コナミの1980年代のアーケード作品8タイトルを収録したダウンロード専用ソフト。PS4、Xbox One、Steam、Nintendo Switchにて配信。


 こんな作品です

1988年にアーケード(ゲームセンター)に登場するも、さほど話題になることなくひっそりと消えていったドラキュラ作品。
そのもっとも大きな原因となったのが、あまりにも理不尽な敵の攻撃。
一瞬の判断ミスが即ダメージに繋がったり、絶対にかわすことができない攻撃を持つボスがいたりといった内容は、プレイするたびに現金が消えていくアーケードでは受け入れられませんでした(アーケードですから簡単にパターン化できるような内容ではダメなのは分かりますが…)

しかし、フィールドが一瞬にして炎に包まれたり、背景の肖像画から血の涙が流れたりといった、知っていれば鳥肌が立つような演出はファンの間で好評のようです。
アーケードで出されただけあって、もっとも入手困難な作品です。

 ゲームシステム

横スクロール型のアクションゲーム、体力制、時間制、ハートを使ったサブウェポンなど、基本は同じです。
ただし、燭台は存在せず、アイテムは敵を倒して手に入れるしかありません。
ハートはサブウェポンを使うだけでなく、ステージクリア後の体力回復にも使われるため、無駄使いは厳禁です。
ステージクリア後が唯一の体力回復ポイントなので、全快しないとその分次のステージが不利になります。

サブウェポンは爆弾、ブーメラン、懐中時計、たいまつ、クロスの5種類。
今回は懐中時計の威力が絶大で、どんな敵でも動きを封じることができます。
しかし、懐中時計を使って倒した敵からはアイテムが出現しなくなるという決まりがあるため、重要なアイテムを出す敵はしっかり覚えておかなければなりません。

メインの攻撃は、ステージ2で鉄球(モーニングスター)、ステージ3で剣にパワーアップさせることができます(攻撃範囲は全て同じなので、変わるのは攻撃力のみ)

 あっけない終わり

このゲームを遊んでいて、最も強く感じることは「主人公が弱い」です。
キャラクターが大きめで攻撃をかわすのが容易ではなく、敵もシモンより素早いものが多いのが理由となっているように思われます。
故に懐中時計が威力を発揮するわけなのですが、前述の通り使って倒した敵からはアイテムが出現しないという決まりが痛い。
うっかり鉄球や剣を取り損ねると、ほぼ間違いなく詰まります。
しかし使わないと辛い…といった具合に、かなりのジレンマを味わうことができます。

最終面などは常人には絶対にかわせないような場面が延々と続く構成で、この仕様は少し首をかしげてしまいます。

 オススメの曲

おすすめというか、そのアレンジ具合に驚愕したのはオープニングの「結婚行進曲」(曲名は「悲劇のウェディングマーチ」)
程度の差こそあれ、あのすごさは万人が認めるに違いないと私は思っていますがどうでしょうか?

おすすめの曲は、「十字架を胸に」(ステージ1BGM)、「時計台の恐怖」(ステージ5BGM)、「夜まで待てない」(ステージ6BGM)、「悪魔達に送るララバイ」(ランキングBGM)など。

他にもあったような気がしましたが、操作に忙しくてじっくり聴いている余裕がないのが辛いところ(笑)

 最後に

つまらないわけではありませんが、おすすめもしません。そんな作品。
ゲームセンターでやるには億劫だし(そもそももう置いてあるところは限りなくゼロに近い)、失礼ながら基板を数万円出して買うほどの内容でもないと思いますし、買ったら買ったで保守にとんでもなく気を使わなければなりませんし…。

熱烈なドラキュラファン向けのコレクションアイテムと言えるのではないでしょうか。


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