ドラキュラ伝説
ドラキュラでんせつ

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■通常版
タイトル ドラキュラ伝説
発売日 1989年10月27日(金)   価格 3,300円
ハード ゲームボーイ   メディア ROMカートリッジ(512Kbit)
ジャンル 2Dステージクリア型アクション
主人公 クリストファー=ベルモンド
ステージ数 4   セーブ機能 なし
難易度設定 なし   二周目 あり
オプション なし
海外版 Castlevania: The ADVENTURE
移植・配信 3DS / 2012年3月14日 / 400円(→バーチャルコンソール
PS4他 / 2019年5月16日 / 3,000円(※1

■GBコレクション版※2
タイトル コナミGBコレクション VOL.1
発売日 1997年9月25日(木)   価格 3,980円
ハード ゲームボーイ   メディア ROMカートリッジ(4Mbit)
ステージ数 4   セーブ機能 なし
難易度設定 なし   二周目 あり
オプション 「ときめきメモリアル」のキャラクターによる作品ガイドなど。
海外版 KONAMI GB COLLECTION VOL.1
移植・配信 なし

(※1) 「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」 シリーズ8タイトルを収録したダウンロード専用ソフト。PS4、Xbox One、Steam、Nintendo Switchにて配信。
(※2) コナミのゲームボーイ作品4作を収録した復刻版。
「グラディウス(ネメシス)」、「ドラキュラ伝説」、「コナミレーシング」、「コントラ」が入っている。
ゲーム内容はそれぞれオリジナル版と全く変わらないが、ゲームセレクト画面にナビゲーターとして「ときめきメモリアル」の藤崎詩織が登場し、作品解説などを行ってくれる。



 こんな作品です

ゲームボーイ初のドラキュラ作品。
シリーズダントツに鈍足であるうえに戦闘能力も極めて低い主人公が、単身ドラキュラを倒すため立ち上がるという 命知らずな 作品。
動きが鈍かったのは、ゲームボーイというハードの画面表示上の問題があったからのようですが、操作性が第一に求められるアクションゲームとしては、やはり厳しい評価にならざるをえないのが正直なところ。

 ゲームシステム

基本は初代と同じ横スクロール型のアクションゲームです。
ただしサブウェポンは存在せず、頼れるのは己の肉体と手にした鞭一本のみ。
オリジナルの要素として、鞭が二段階までパワーアップすると火の玉を飛ばすことができるようになることと、敵からダメージを受けると鞭が一段階レベルダウンしてしまうことが挙げられます。

ステージ数は全部で4つ。
数としては少ないものの、主人公の鈍足もあって クリアに要する時間は30分ほどとそれなり。
前半は敵との戦いがメインとなり、後半は仕掛けを突破することがメインとなる作り。
特に後半戦は即死トラップの雨あられ。
完全に暗記タイプで、対処法を知らないと話にもなりません。
コナミ社の作品らしいとはいえ、この辺りはもう少し何らかのフォローが欲しかったところです。

 オススメの曲

今回は全曲新たに書き起こされたオリジナルで、ポップで明るい曲が多いのが特徴です。
意外にも(という言い方は失礼ですが)気が付くと口ずさんでいるほど、洗脳性のよい曲ばかりです。
これでノリノリになって操作できれば本当に嬉しかったのですが…(残念)

「Battle of the Holly」(ステージ1BGM)、「Darkness」(ステージ2BGM)、「Death Fair」(ステージ3BGM)、「Revenge」(ステージ4BGM)と、各ステージの曲はどれも良い感じです。

 最後に

ゲームボーイ初ということで、いろいろと戸惑った点も多かったでしょうし、試行錯誤の繰り返しだったと思います。
しかし、操作が快適かどうかは言われるまでもなく分かっていたはずですし、ゲームというものは結果が全てです。
もっとも、スタッフも何度もテストプレイを繰り返している間に感覚が狂ってしまった…といいますか、慣れてしまって難易度が分からなくなってしまっていたのではないかとも思いますが…。

いろいろな面白い仕掛けがあっただけに、「操作性」その一点だけが非常に残念な作品です。


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