悪魔城ドラキュラX 血の輪廻(ロンド)

あくまじょうドラキュラエックス ちのロンド

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元ハード PCエンジン SUPER CD-ROM2
配信ハード Wii
配信開始日 2008年4月22日(火)
配信名 バーチャルコンソール(Wii)
価格(※1) 800Wiiポイント(※2)
容量 270ブロック(※3)(初期配信版)/ 265ブロック(音声差し替え版)
再現度 85(初期配信版)/ 70(音声差し替え版)
備考 配信終了。
音声差し替え版については本文を参照。
確認事項 リヒター、マリア両方でクリア。
達成率100%。ステージ中の全ルート・ギミックを確認。

(※1)価格は配信当初のもの(消費税率の変更による改正分は含みません)
(※2)Wiiポイント…Wiiの料金システム。[1Wiiポイント=1円]
(※3)ブロック…Wii、3DSの単位システム。[1ブロック=約128KByte]



 音声に関して

CD-DAの圧縮により、厳密には音質に多少の劣化があるのかと思いますが、実際にはイヤホンで聴いてもその差はまず分からないレベル。
ただし、一部の敵(ジャイアントスケルトンとグレイブキーパー)の音声はオリジナルとまったく違います(どちらも妙に低い声)
これらは不具合というよりも権利関係の都合による差し替えの可能性が高そう。

また、CD-DA音声ではないビジュアルシーン(マリア、アネット、テラ、イリス救出時)では、オリジナルよりも若干ノイズが強く出ているように思えました。
恥ずかしすぎてそんなまじまじと聴いた記憶がないので、実際はこんなものだったかもしれないけれども。

 グラフィックに関して

ステージ2表の城内において、雨が床の下からちらちらと見えたり(画像では2ヶ所のみですが、これが断続的に続くためかなり目立ちます)、ステージ5表では、扉に絡んだツタがなくなると画面下に紫色の何かよく分からないものが表示されたりといった現象が起こります。
これは、システム上必要となる不可視の描画エリア(「オーバースキャンエリア」と呼ぶらしい)が正しく隠されていないため(ビジュアルシーンなどでも明らかに余計に表示されている部分があります)
※音声差し替え版で修正されました。

それから、ステージ2表のボス、ワーウルフを倒した後の姿がオリジナルとは異なります(情報提供:こうていさん) こんなのまで修正しなきゃいけないとは…変な法律…。

 音声差し替え版について

初期配信版ではオリジナルそのままであった、ハンス・ギニター・クラウド氏によるオープニングナレーションは、いつの間にか別のものに差し替えられてしまった模様(併せてスタッフロールからも名前が消えています)
差し替え後の音声は特別悪いわけではないものの、音量が他のCD-DA曲と全然合っていない(かなり大きい)うえに、抑揚がなく終始淡々とした喋りで、ハンス氏と比べると迫力はイマイチ…。
ちなみにこの差し替え版を一度でもダウンロードすると、初期配信版は二度と起動できなくなってしまいます。
SDカードに初期配信版を保存しておいて…とか小細工しても無駄です。
また、Wii Uへの引っ越しは強制再ダウンロードなのでこちらも要注意。
今後の配信(バーチャルコンソールに限らず)においても、ハンス氏バージョンが出てくる可能性はおそらくゼロと思われるため、今でも初期配信版を起動できるWii本体があれば、それはとてつもなく貴重です。主に仕様面の問題から金銭的な価値はないと思いますが。

その他、音声差し替え版では、曲にフェードアウトがかかるはずの個所(ボス部屋前、魔力の玉出現時等)がすべてブツ切り処理されており(初期配信版は問題なかった(はず))、音量の不統一と併せてどうにも仕事に丁寧さが感じられない…。

 その他

残念なのは、トラック1に収録されたリヒターとマリアの警告漫才デモを聴く方法がないこと。
このトラック1の警告や、システムカードのバージョン違いによる注意(およびオマケ)などの要素は、「血の輪廻」に限らずお遊びで入れているソフトは結構あるので、見る(聴く)方法が確定していないのは残念です(※)
この仕様によって、オリジナルの価値が全て損なわれることはない…とプラスに考えることもできますが。

(※)システムカードのバージョン違いで見られる「あくまじょおどらきゅらX(ペケ)」(詳細は「データ集」を参照)は、ゲーム画面で「十字キー左上(横持ち時)、1、2ボタンを押しながら本体リセット」で可能。


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